
大きな声では言えないけれど、実はちょっぴり不倫に対して興味がある…なんて女性は、意外と多いもの。
スリルがあって、常に相手に対してドキドキした感情を抱くことができるとか、いけない恋だからこそ燃えるとか、いつまで経っても新鮮味が失われることがないとか…。
世間一般的には“悪”とされながらも、ドラマや漫画、小説の中では不倫が実に魅力的に描かれることも珍しくはありません。
それゆえに、不倫に対して憧れに近い感情を抱く女性が増えるのでしょう。
しかし、憧れるだけ憧れて、いざ体験してみれば不倫ほど窮屈で切ない恋はないということに気づくはずです。
ただの憧れでスタートさせるには、身も心もボロボロになることがある不倫の恋はハードルが高すぎます。
不倫願望を持っているのであれば、まずは不倫という恋がどんなもので、既婚男性はどのような心持ちで近づいてくるのか、そして不倫という関係をスタートさせるより前に知っておくべきこと、注意しなければいけないことは何なのかを把握しておく必要があるのです。
今回は、密かに不倫に憧れる女性のために、不倫の始め方、不倫だからこそ起こる可能性が高いトラブル、そして不倫をする男性の心理などについて紹介していきます。
知識ゼロで挑むには荷が重すぎる不倫…まずは、知識をつけて、それでも憧れを捨てきれない!という女性が次のステップへ進むための参考になればと思っています。
目次
気を付けて!不倫願望を持つ男が女性に近づくきっかけ
「もしかして好かれてる?」相手の好意を感じ取ったことがきっかけになる
もともと不倫願望を持っている男性は、周囲の女性にアンテナを張り巡らせている状態です。
ただ、自身が既婚であることから「既婚者である自分が近づいていっても相手をしてくれる女性なんていないんじゃないか…」と若干後ろ向きになっているところもあるため、自分からガツガツと女性に近づいていくことができない男性がほとんどです。
その反面で、女性側からの好意を感じ取る嗅覚に優れているため、「この子、俺にちょっと気があるんじゃないか?」と感じ取れるような出来事があると、途端にその女性にロックオンし、少しずつ距離を近づけていこうとします。
他の人と接するより慎重に接しますし、会話の内容も比較的自身の好感度を意識したものになりますので、女性側からすれば非常に紳士的な男性、優しい男性という印象を抱くかもしれません。
本当に彼が本性からそういった性格である場合も当然あり得ないことではありませんが、大半の場合は、不倫願望を叶えるために、自分に好意を持ってくれた女性を落とすため、その男性が自分自身を演じている可能性が高いといっていいでしょう。
いくら不倫願望を持っていたとしても、わざわざ自分で相手を吟味して、その相手が自分を受け入れてくれるように努力していく…という過程を経ることに“面倒くさい”と感じてしまう男性は多く、だからこそ、相手が近づいてきてくれるのを待っているのだと言えます。
相手が好きだと言ってくれていると、自然と自分も相手のことが好きなように感じられてくるなんてことがありますが、不倫願望を抱いている男性に、女性が近づいてくると、まさにこの感情が炸裂するわけです。
自分を必要としてくれる女性の存在は、否が応でも気になるようになり、だんだんと意識していくことでそれが恋愛感情へと発展していくという流れです。
半ばヤケクソ?奥さんと喧嘩した・不仲になったことで他の女性に近づいていく
奥さんと喧嘩をしたり、またはだんだんと不仲になっており、愛情が冷め切ってしまっているなどといった、奥さんとの関係の悪化が、既婚男性の不倫願望をより一層強くすることがあります。
これといって派手に喧嘩したわけでもなく、だんだんとお互いに気持ちが冷めてきて、異性として見ることができなくなった…という場合であれば、不倫願望を持っていても、自分に好意を寄せてくれる女性が現われない限りは、“不倫してみたい”という思いだけを抱えたまま特に行動に移すこともなく時間だけが過ぎていく状況が多いのですが、奥さんと派手に喧嘩したり、衝突した直後になると、ヤケクソになって不倫願望をそのまま実現へと進めようとする男性も出てきます。
そもそも、浮気をしてみたい、不倫をしてみたいという感情があったわけですが、そういった感情を何とか自身の中で奥さんに対する残された愛情や、情などで防いでいた状態だった場合、喧嘩してそういった奥さんへの思いやりの気持ちが一瞬でも消えてしまうことで、「不倫してしまえ!」と勢いよくスタートを切ってしまうのです。
奥さんとの不仲というのは、不倫願望を持つ男性にはありがちで、夫婦仲が良くないからこそ、自分を頼りにしてくれたり、男性として求めてくれる存在に憧れる傾向があります。
「もういいや」という感情を奥さんに対して抱くことで、何とか踏みとどまってきた不倫という行動へ動きだそうとする自身を、自身の手で背中を押すように行動させてしまうというわけです。
寂しいから人恋しい…孤独な気持ちを埋めるために不倫をしようと考える
ただただ寂しいという感情が、既婚男性に不倫願望を抱かせるきっかけになることがあります。
家で自分の居場所がないと感じていたり、愛情不足だと感じていたり、単純に人肌が恋しいと感じていたり、寂しさを感じているポイントというのは人それぞれではありますが、この孤独を感じたり寂しいと感じてしまうこと自体が、不倫願望をさらに強いものとし、不倫を実現させるために既婚男性を行動させてしまうこともあるのです。
今自分が感じている寂しさや孤独感というのは、不倫をして自分を愛してくれる女性と一緒にいる時間を作ることで埋められるのではないか、完全に埋まるところまではいかなくとも、少しでも和らげることができるのではないか?と考えているわけです。
それまでは、「機会があればやってみたいな」程度だった不倫への憧れが、強烈な寂しさに突き動かされる形で現実のものへと変えていこうとする気力が湧いてしまうといったところでしょう。
男性は、基本的に寂しさや孤独といった感情を分かりやすく表に出すことはありません。
一匹狼でも大丈夫…くらいの態度でみんなの前では過ごしていることでしょう。
だからこそ、近づいてくる男性の心理に女性が気づけず、そのままズルズルと不倫関係に持って行かれてしまうこともあるのです。
普段強がっている男性ほど、孤独に耐えきれず苦しんでいるかもしれません。
そんな男性は、自分に優しくしてくれそうな女性、物腰の柔らかい女性を狙って近づいていくのです。
男性からの不倫願望を受け入れてしまいそうになる女性心理
こんなに褒められたことない!気分が浮かれてつい不倫関係に…
不倫をしようと考え、相手の女性を探している最中の既婚男性は、とにかく目を付けた女性に対して徹底的に紳士的に、そして優しく、甘い言葉を心がけて距離を縮めていこうと考えます。
そのため、自然と相手の女性の容姿を褒める回数も多くなってくるものです。
ヘアスタイルだったり、メイクだったり、笑顔だったり服装だったり…その男性が目に付いた場所はすべて褒めるポイントとなり、相手の女性からすれば「こんなに褒めてくれるなんて…この人は本当に私のことを好きになって、よく見てくれているんだ」と思ってしまうほどです。
あまりにも褒められることをわざとらしく感じて、「何か下心があるんじゃないの?」と穿った見方ができる女性なら、不倫願望を持っている男性のアプローチに引っかかることはないでしょうが、もともとその男性に対して好意を抱いていたり、または普段あまり褒められることに耐性がついていない女性だったりすると、不倫願望を持つこの既婚男性の分かりやすいアプローチに引っかかってしまうことがあります。
よほど自分が嫌いな相手でなければ、褒めてくれる相手に対して好意を抱くのは何も不思議なことではありませんし、言ってしまえばごく自然な成り行きだとも言えます。
問題はその際の既婚男性の意図に気づくことができるかどうかです。
不倫という恋のデメリットを知っていたり、のめり込んだらどうなるかを分かっていれば、ここで踏みとどまる選択も十分できるはずです。
相手に引っ張られそうになっている最中でも、一度冷静になって「このままでいいの?」と自問自答しておいたほうがいいでしょう。
「このドキドキ感は何?」経験したことのないスリルの虜になってしまう
不倫の恋は、普通の恋では得ることができないスリルを感じることができるとか、相手に対して常にドキドキした感情を抱き続けることができるなんて話を聞くと、「そのスリルを体験してみたい」と純粋な好奇心から思う女性も多いことと思います。
中には、「独身同士の恋愛でするセックスよりも、不倫相手との恋愛でするセックスは何倍も気持ちいい」なんて意見もあるくらいで、性に対して貪欲な女性であれば、この不倫セックスにも興味津々になってしまうかもしれません。
そもそも、近づいてきた男性が既婚である時点で、スリルのある恋愛はスタートしているといっても過言ではありません。
いけない恋をしているという実感一つで、彼に対してドキドキしたり、キュンとした感情を得ることができるなど、これまで味わったことのない感覚を経験してしまうことで、不倫恋愛の虜になってしまう場合もあるのです。
反対に、彼が既婚であることを知りながら、女性側から好意をあからさまに表現していたことで、相手の男性がその好意に気づき、距離を近づけてくるといったパターンもありますが、この場合も、自分からは既婚男性に手を出してはいけないと自分に言い聞かせているため、相手の男性からアクションを起こしてくれないと自分では何もできない…というケースも珍しくありません。
自分から好意を抱いていたのであれば、まず、既婚男性から近づいてきてくれれば、そのまま不倫恋愛へと引きずられていってしまうことでしょう。
「これならお互いにWIN×WINの関係…」自分にも不倫願望があった
女性にも不倫をしてみたいという願望があった場合、「自分も彼も不倫したいという願いを持っていたなら、これはWIN×WINの関係になる」と、これからしようとしている禁じられた恋愛を何とか自分の中で正当化し、彼との恋愛がいけないことであるという事実から目を背けようとすることがあります。
「いつか不倫をしてみたい」とか、「あわよくば、あの男性と不倫ができたら…」など、不倫に対して憧れを抱いているのであれば、不倫に対する嫌悪感や罪の意識といったものはもとからあまり持ち合わせていないと考えられます。
だからこそ、相手の男性から不倫関係にならないか…とだんだんと引き寄せられていっても、抜け出すことができず、そのまま不倫願望を叶えてしまうことになるのです。
彼を愛してしまった!不倫願望を叶えるための秘策
彼を待たなくてOK!好意を伝えるには女性側からのほうが効果的
実は、不倫恋愛はお互いが相手に対して好意を抱いていても、そこまでで終わってしまうことも少なくないのです。
これには既婚男性と相手の女性それぞれの感情のすれ違いというのが関係しています。
既婚男性からすれば、既婚者の自分と不倫をしてくれるのかどうか不安で、近づいていったところでフラれて傷つくのが怖いから、自分からは近づいていけない、一歩を踏み出せないと考えているのです。
一方、相手の女性からすれば、既婚者である男性に自分が言い寄ったら迷惑をかけるし、「俺が既婚だってこと分かってるのに声かけてくるなんて…」と幻滅されるのが怖いという感情を抱き、近づけない、踏み出せないと苦しんでいることになります。
それぞれが、「せーの」と歩み寄ることなんてほぼほぼ不可能に近いこと。
お互いが相手に対して嫌われるのが怖い、面倒だと思われたくないという感情を抱いてしまっているがゆえに、関係が滞ってしまうというわけです。
では、これを解消して自身の不倫願望を叶えるためにはどうしたらいいのかというと…。
女性から声をかけてしまえばいいのです。
「私と不倫してください!」と直球ストレートで仕掛ける必要はありませんが、自分が相手の男性に対して好意を抱いているということは、先に伝えてしまっても大丈夫です。
ただし、まったく脈なしの状態で好意を伝えてしまうと、「不倫したいってこと?なんて女性だ!」と幻滅されてしまう可能性もゼロではありません。
アクションを起こすのであれば、相手の男性が少なからず自分に興味を持ってくれているということを感じ取れるレベルの関係性にまで近づけてから…と認識しておきましょう。
愛してるけど我慢も大切…たくさんのものを求めすぎないように気をつけること
不倫願望を持っていて、そして魅力的だと思える既婚男性に出会ってしまった…彼への気持ちが日に日に募っていく中で、どうやって気持ちを伝えようとか、彼は不倫願望を持っているのか、自分を不倫相手にしてくれるのかなど、不安な気持ちが心をよぎることもあると思います。
この時期は、相手を手に入れたいけどどうしたらいいか分からない、ちょっと近づけたと思ったらまたすーっと離れていく…なんて気持ちの起伏が非常に激しくなる時期でもあるでしょう。
だからこそ、彼に対する気持ちも舞い上がりやすくなってしまうものです。
少しでも親しくなりたい、それだけでいいと思っていたはずなのに、いざ距離が近づくともっと話をしたいとか、もっとわかり合いたいなどと気持ちが前に進んでさらに多くのものを彼に対して求めてしまうことがあります。
愛しているからこそ、知りたいという気持ちや会いたいという気持ちが強くなってしまうのは分かりますが、無事に彼の心を手に入れて自らの不倫願望を叶えたいと思っているのであれば、まずは彼に対してあれこれ求めることなく、ただ静かに彼の隣に寄り添う自身の姿を想像するようにしましょう。
「連絡ちょうだい」「一緒にいたい」「ご飯でも行きましょう」など、次から次へと彼に誘いをかけて振り回すのではなく、ただそっとそばにいて、彼には「自分に好意を抱いてくれている女性がそばにいる」と認識させてあげればいいのです。
男性は追いかけられるより追いかけることのほうが夢中になれる本能が備わっているため、彼に好意を抱き、不倫をしたいなどと思っているのであれば、ガツガツ近づいていくことはやめ、そっと静かに寄り添っているようにしましょう。
単純で◎!分かりやすい女性でいることを心がける
不倫願望を持っている既婚男性は、かなり警戒心が強めです。
不倫をしたいと思ってすぐに相手を見つけ出すことができず、ただただ願望だけを抱えているのであれば、それは相手をしっかり見定めているからかもしれません。
不倫相手として選ぶには、まず口が堅い女性でないといけません。
自分たちの関係を外でペラペラと喋られてしまえば、どこから情報が漏れるか分かりませんし、万が一不倫関係が終わりを迎えたときに何をされるか分かったものではありません。
そして、何より自分が求めているものを与えてくれる女性であることを深く望んでいることでしょう。
優しさなのか癒やしなのか、それは人によって様々ではありますが、求めているものを与えてくれるかどうかというのはかなり既婚男性は厳しくチェックを行っているところでもあるのです。
しかし、相手の女性が感情表現に乏しかったり、必要以上に冷静沈着なタイプであると、表情の変化だけで気持ちを推し量るようなこともできませんから、「彼女が何を考えているのかさっぱり分からない」と思ってしまうようになります。
何を考えているのか分からない相手に、自分の感情を伝えることはできません。
反対に、まだまだお互いの気持ちについてちゃんと会話する時間がとれていない状態でも、常に笑顔をキープすることで、既婚男性に親しみやすい、声をかけやすいと感じてもらうことができます。
単純だと思われようが、明るいだけが取り柄だと言われていようが、自然な笑顔ほど相手をホッと安心させるものはありません。
何を考えているのか分からない、何をしでかすか分からないような女性とは付き合うことはありませんが、笑顔を忘れない女性に対しては好意を抱き、自分から距離を縮めようとしてくれると考えられます。
知っておきたい!不倫願望を叶えた後に起こりやすいトラブル
この不倫関係に求めているものは?お互いの気持ちのズレ
男性と女性では、不倫に対して求めるものが違うことが多いため、関係をスタートさせるにあたって、まずはお互いがどのようなスタンスでこの関係を始めようと思っているのかを確認しあわないと、あっという間に気持ちのズレが生じてしまいます。
遊び感覚での関係なのか、それとも本気なのか…。
当然、関係を継続させていく中でだんだんと心境に変化が現われ、遊びから本気へと変わっていくこともありますし、反対に本気のつもりだったのに相手に対して「この人じゃない」という感覚が生まれてくることで、適当な付き合いに変わっていくこともあり得ます。
遊びだからダメ、本気だから良いというわけではありません。
問題は、お互いの気持ちが同じ方向を向いているかどうか?というところであり、それぞれの気持ちのバランスがうまくとれているかどうかというところなのです。
不倫願望が叶い、不倫相手ができたことで、当初は舞い上がってしまうかもしれません。
ましてや、スリル満点の不倫の恋ということで、普通の恋愛がスタートしたとき以上にその高揚感は特別なものがあるはずです。
そういった感覚の中で、お互いの感情をすり合わせることを忘れてしまうと、比較的早い段階で思っているものや求めているものの違いに気づき、関係がうまくいかなくなってしまいます。
浮かれすぎて周囲が見えなくなる!バレるとその代償はとても大きい…
「不倫をしてみたい」という気持ちを持っていた人が、不倫相手ができ、自身の願望を叶えることができると、気をつけないといけないのが、気持ちが浮かれすぎてしまって、周囲が全く気にならなくなってしまうという点です。
不倫は決して周囲に知られてはいけない関係です。
だからこそ、二人で会う時も、連絡をとるときも、十分に気をつけて、バレないように関係を続けていかなければいけないのですが、「やっと念願叶って不倫できるようになった!」という嬉しい気持ち、達成感によって、周囲にバレてはいけないとか、隠さなければいけないという感覚をつい忘れてしまうのです。
バレたときの代償はとても大きく、財産だけでなく社会的な地位や人としての信頼を失う可能性だって十分あるのですが、浮かれすぎてしまってそこまで気が回らなくなってしまうのでしょう。
完全に二人の世界に入り込んでしまうことで、周囲に対する警戒心というものがほとんどなくなってしまい、付き合い始めてすぐに関係がバレてしまうなんてことも決して珍しいことではありません。
緊張感たっぷりに始めるものだということを肝に銘じておく必要があるでしょう。
その緊張感や、ドキドキした感じ、バレたらどうしよう…という焦燥感すべて含めて、不倫の醍醐味なのだと理解できるようになるといいですね。
理想と現実の差…「不倫ってこんなものだったんだ…」と落胆する
ドラマや漫画などで見ている不倫という関係に対して憧れを抱いているのであれば、実際に自身が不倫をしてみると、「こんな感じなの?!」と理想と現実のギャップに驚くこともあるかもしれません。
会いたいときに会えない寂しさも、会えたときに情熱的に燃え上がるお互いの感情も、ドラマや漫画ではオシャレに、美しく、幻想的に描写されていることがほとんどであり、現実の人間の感情というのは決してああいった綺麗事、美しい心情だけで済まされるものではありません。
憧れていた不倫という関係とはまったく違うと感じたり、もっと辛いじゃないか、もっと苦しいじゃないかと、“思っていたのと違う”と思ってしまうことも、多いと思っておいたほうがいいと言えます。
大人な恋愛、オシャレでスタイリッシュな恋、不倫に抱いているイメージは人それぞれかもしれませんが、何にでも理想と現実の差はあるもので、それは不倫も例外ではないのです。
理想と現実の差に落胆して、不倫関係があっという間にうまくいかなくなるというのは、不倫願望を強く抱きすぎていた人によく起こることです。
「してみたい」と思っている間に、次々に自分の中での理想の不倫像というものを形成してしまった結果、現実の不倫関係とだんだんと遠く離れたものになってしまい、いざ不倫願望を叶えたときに、ガッカリして「こんなはずじゃなかった」と気持ちが冷めてしまう…という流れになります。
2人の間に起こるトラブルを回避する方法
徹底的に証拠は残さないように心がけることでトラブルを避ける
証拠を残さないということは何よりも大切なことだと考えましょう。
連絡をとった記録に関しても、できればすべて削除してしまったほうがいいくらいです。
当事者二人以外の人間が見たところで、普通のやりとりにしか見えないという内容であれば残しておいても問題ないのではないかと思うかもしれませんし、二人の思い出にもなるLINEやメールのやりとりなどに関して、消すのが嫌だと感じることもあるかもしれません。
しかし、そこで何も残すことができないのが、不倫なのです。
連絡の内容だけではなく、一緒に出かけた映画やテーマパークのチケット、ドライブの際に通った高速道路や有料道路の領収書、食事をしたお店で出たレシートなど、二人で過ごしたことを記録するものはすべて処分しなければなりません。
特に、既婚男性側は、そういった記録に残るものは一切持っていてはいけません。
レシートなどはいらないと断るか、もしくは受け取ってすぐに処分するなど徹底的に証拠を残さないことを心がけなければなりません。
証拠を残し、それが何に繋がるかといえば、“バレること”に繋がるわけで、バレてしまえばせっかく念願叶って始まった不倫関係もあっという間に修羅場を迎え、関係を無理矢理にでも終わらさざるを得なくなってしまうのです。
そうならないためにも、二人の関係が周囲に知られる可能性があるものに関しては、すべて捨てるか削除をし、徹底的にリスクの芽を摘んでおくようにしましょう。
のめり込みすぎてお互いのライフスタイルに大きな変化が現われることは避ける
不倫は、お互いの時間を何とか合わせるように意識しないと、なかなか一緒に過ごす時間を作ることができません。
どちらかといえば、独身側が既婚側のライフスタイルに合わせてあげるようにすれば、時間は作りやすいと言えます。
既婚側は、独身側と比較して一日の生活パターンが一定になっている可能性が高いため、これを大きく変化させるようなことがないように気をつけるようにしましょう。
出勤時間や帰宅時間が明らかに早くなったり遅くなったりなんていうことが突然起こると、それだけで怪しまれてしまうかもしれませんし、それまでは大して出席しなかった会社の飲み会が急激に増えるなどというのも怪しまれる要因になりますので、嘘をつくにも、これまでのライフスタイルを意識した上で、矛盾や違和感のない理由を考えるようにしなければなりません。
一方、独身側も自由気ままな独身生活であれば良いのですが、実家に住んでいるとか友達とルームシェアをしている、会社の寮に住んでいるなど、一人で自由に暮らしているわけではない場合には、やはり同じようにいきなり生活パターンに変化を起こすことは避けるようにすべきです。
不倫相手との関係性にもよりますが、同じ会社であった場合には、独身側の生活パターンの変化から、二人の関係がバレてしまうなんてこともあるのです。
付き合いはじめのころは、感情が昂ぶり、相手への気持ちも強くなり、のめり込んでしまうことで、「できるだけ会いたい」「少しでも会いたい」と、多少無理をしても連絡をとり、会う時間を作ろうとしてしまうものですが、そんな気持ちをぐっと堪えることも、トラブル回避のポイントになります。
「最近様子がおかしい」なんて言われてしまえば最後。
一瞬でも怪しいと思われれば、注目を集めてしまうことになります。
不倫関係がスタートしても、これまでのライフスタイルを急激に変えてしまうことがないように注意してください。
不倫関係のトラブルの元!!“できないこと”は言わない
「奥さんとは離婚するつもりだから。」「奥さんとの関係は冷め切っているから。」「俺には君だけだよ。」
こういった言葉は、今ではもはや“不倫をする男性の常套句”と言われてしまっています。
こんな言葉を発した不倫している既婚男性が、もし本当に離婚する気があったり、本当に関係が冷め切っているとしても、信じてもらえないこともあるかもしれませんね。
事実であれば、それを不倫相手の女性に伝えることは何も悪いことではありません。
むしろ、本来であればゴールのない不倫という関係に、一つの明るい出口を見せてあげることは、今一生懸命陰の存在として我慢している不倫相手の女性に対して、未来を感じさせてあげることになるのですから、良いことだと捉えていいでしょう。
しかし、これが嘘であれば、不倫関係にある二人の間のトラブルに発展する原因になりますし、また下手をするとこの相手の気持ちをつなぎ止めるために何気なくついた“嘘”が自分たちだけでなく周囲を巻き込んだトラブルに発展していく恐れもあるのです。
自分にできないこと、予定していないこと…つまり、現時点で“嘘”と言われてしまっても否定できないことに関しては、言ってはいけません。
本当に離婚するつもりだったとしても、今すぐ離婚ができないなら、「子供が独り立ちしたら離婚しようと思っている」など、ある程度の時期が分かる程度の話にとどめるなど、信憑性のある言葉を発することを心がけてください。
既婚男性のそういった言葉ひとつで、最悪の場合、独身女性側が裏切られたと感じ、暴走する可能性もあります。
しかし、もしそうなったとしても、それは既婚男性自身の責任であり、一概に相手の女性が悪いとは言えないのです。
不倫相手に発する言葉のひとつひとつに責任を持つこと。
これを意識するようにするといいでしょう。
独身女性側も、気をつけるべき点があります。
こんなことを言うと、悲しい話ではありますが、既婚男性の言葉を100%鵜呑みにするのはやめておこうというスタンスでいたほうが、自分の心を守ることができるのです。
話半分で聞いておいたほうがいいでしょう。
ましてや、お互いのことをまだそこまでわかり合えていない付き合い始めの頃は、気持ちが昂ぶっているのもあり、既婚男性は一生懸命相手の気持ちを引き留めるためにそういった嘘をつきがちです。
関係が深くなり、お互いの信頼関係がしっかりと構築され、その関係が不倫とはいえ確固たる物になった時期に既婚男性からそういった話があれば、彼の環境や置かれている状況から判断し、信じるか、信じないかを自分で判断できることでしょう。
そうなるまでは、こういった既婚男性の言葉を鵜呑みにして、彼を信じ切ってしまうと、自分が損をしてしまうこともあるのです。
片方に配偶者がいて、書類で繋がっているわけでもなく、言ってしまえば口約束で付き合っているだけ…不倫というのは、曖昧な関係なのです。
だからこそ、お互いを信頼する気持ちが重要になります。
この信頼関係を築くことができれば、夫婦以上に強い絆を結ぶことも可能なのが、不倫関係でもあるのです。
ただ、それを築くためにはいい加減な発言、嘘で相手をつなぎ止めようとする心は不要です。
真実、本音だけでも、そこに本当の愛情があれば不倫関係とはいえいつまでも継続させることはできますし、相手の気持ちが自分から離れていくこともありません。
興味本位で手を出すのはNG!願望を叶えるならそれ相応の覚悟を…
不倫願望は、多くの女性が持っているものです。
しかし、なぜ不倫願望を持つようになったのかといえば、その理由は様々…。
大人の恋愛がしたいから、結婚を迫られる恋愛に疲れたから、ドラマや漫画に憧れて…と、人それぞれで不倫に対する憧れを抱く理由は違いますが、ひとつだけ言えることは、興味本位で不倫をするのは避けるべきだということです。
好奇心を抱き、「不倫を一度でいいからしてみたい」という、相手の男性ではなく“不倫”に憧れて、不倫をしてみようと踏み出すのはおすすめできません。
不倫をするには、それ相応の覚悟が必要になります。
想像以上に辛い恋になる可能性だって、毎日のように我慢しなければいけない可能性も、これまでの自分らしさをしまい込まないといけない可能性もあるわけです。
だからこそ、一定の覚悟ができなければ、憧れだけで楽しめるものではないのです。
相手のことを好きになってしまったから、相手が既婚男性であることを分かっていても、その気持ちを抑えることができないから…といったように、不倫そのものではなく、相手の男性を好きになってしまったからという理由であれば、ある程度不倫恋愛へと踏み出すことへの覚悟も決めやすいと考えられます。
自分から好きになったわけではなくても、既婚男性から不倫関係を持ちかけられ、「彼となら…」と思ったときも、決して味見程度では手を出さないことです。
自分であらかじめ覚悟を決めておくことができれば、不倫という恋が与えてくれるスリルや切なさ、燃え上がるような想いなどを十分に堪能することができるでしょう。