
不倫の恋が終わりを迎えるとき…と聞いて、どんなイメージが浮かぶでしょうか?
多くの人が、悲しい結末になるのでは?とか、修羅場を迎えて終わることになるのでは?といったイメージを抱いている人が多いようですが、必ずしもそうではありません。
不倫であろうがなかろうが、恋の終わりはみんな同じです。
不倫という恋だから、不倫の結末が悲劇になるわけではありません。
その恋の結末が悲しいものなのか、辛いものなのか、それとも修羅場となり、キツい思いをすることになるのかというのは、言ってしまえばすべて自分の心持ち次第なのです。
不倫を悲恋として受け入れ、悲恋として終わらせようと思えば、いくらでも思ったとおりになるでしょう。
反対に、不倫だったけど楽しかった、幸せだったと思える終わらせかたをしようと思っているのであれば、そのとおりに終わりを迎えることだって可能なのです。
不倫相手も関係ない、その家族も関係ない。
あなた自身の考え方で、不倫の結末を変えることができる。
今回は、あなた自身が終わり方を選び、あなたが思うような不倫の結末を迎えるために押さえておくべきポイントを紹介します。
終わりを意識すべきタイミングや、自分の思いどおりに関係を継続させるための方法、そして万が一、修羅場を迎えることになってしまったときの対処法などもまとめて紹介してあります。
不倫の恋をただの悲恋で終わらせたくないと考えている女性は必見です。
目次
不倫が終わりを迎えるきっかけ
燃えやすく冷めやすいのが不倫…恋愛感情がなくなってしまった
不倫の恋というのは、とても燃え上がりやすいものです。
お互いに制限された環境の中で、愛情を募らせていく…いけない関係だからこそ、ダメだと分かっているからこそ、感情が昂ぶってしまう…など、不倫という恋には、お互いへの感情を爆発させてしまう要素がたっぷり詰まっています。
だからこそ、お互いに“歯止めが利かない”と感じてから、引き返せないところまで進んでしまうまでが早いのです。
しかし、気持ちがガーッと燃え上がったからこそ、冷めていくのも急激に…というのも決して珍しいケースではありません。
相手のことを好きになってしまって、不倫という関係ではあるからこそ気持ちを抑えようとはしてたけど、でも我慢できない!と突っ走って関係がスタートしたのであれば、なおのこと、ふとした瞬間に気持ちが冷めて冷静になり、そこから別れに繋がることは多々あります。
相手に対して恋愛感情がなくなってしまうとか、ドキドキした感情がなくなってしまうというのは、不倫の恋においては致命的だと言えるでしょう。
独身同士の恋愛であれば、その先に結婚が待っていて、家族として新しい関係を築いていくことで、また別の絆を深めていくこともできますが、不倫関係とあればそうはいきません。
もともと、基本的には将来のない恋愛なので、相手に対する好きとか愛してるという燃え上がる感情がなくなることは、別れに直結してしまうといってもいいでしょう。
マイナスが大きい…損得勘定で不倫関係を見つめ直してしまった
不倫ほど損得感情を持ち込んではいけない恋愛はないでしょう。
既婚男性側からすれば、不倫という恋は自分にとってリスクという“損”はあるものの、その分多くの“得”を得ることができているはずです。
しかし、不倫相手の女性からすれば、損得勘定で考えてしまうとその大半が“損”ばかりなのです。
会う時間も場所も制限され、決められたデートがほとんど。
会いたいと思っても会えないし、そばにいて欲しいときにいてくれる保証もない。
ましてや、相手には奥さんがいて、常にヤキモチを妬いていないといけない。
既婚男性側が損得勘定で不倫という関係を見つめ直しても、特に別れを選択する要素はないと言ってもいいですが、反対に、不倫相手の女性が冷静になって自分が今している恋愛を損得勘定で見つめ直してしまった場合、「私、何やってんだろう」と我に返ってしまう可能性があります。
自分が損しかしていない関係が不毛だと感じられてしまったこと、それに気づいてしまったことで、別れに繋がるというわけです。
どちらかが本気に…感情のバランスがとれなくなってしまった
不倫関係は、双方の気持ちのバランスを上手に維持していかないといけないものです。
相手に対する感情が同じであることがまず前提となります。
割り切った関係なのか、お互いにちゃんと相手のことを愛しているのかという点で足並みを揃えておかなければ、関係が深くなっていくにつれてすれ違いの原因になります。
片方が、割り切った関係だと思っていたとしても、もう片方は本気で付き合っていたとなれば、感情のバランスはすぐにとれなくなり、本気で付き合っていると思っていたほうが暴走してしまう可能性だってあります。
常にお互いの感情の強さ、自分たちの関係がどういうものか、そしてこの関係をどのように維持していくのかなど、普通の恋愛よりもさらに細かくお互いの関係について話し合う機会を持たないと、すぐに感情がすれ違い、同じ方向を向いて関係を継続させていくことができなくなってしまいます。
お互いに割り切っているか、お互いに本気なのであれば問題はありませんが、片方が「そんなつもりじゃなかった」と感じてしまうことで、関係が続かなくなり、別れてしまうとか、時には気持ちが強いほうが家族にバラしてしまうなど修羅場を招き、関係が破綻することもあるのです。
不倫していることが周囲に知られてしまった
不倫していることが既婚男性の奥さんにバレてしまうとか、同じ会社内での不倫が会社の人達にバレてしまうことがきっかけで不倫関係が終わってしまうということもあります。
不倫=修羅場とイメージを抱いている人からすれば、不倫の恋が終わるきっかけとして一番に頭に浮かぶのはこれなのではないでしょうか。
会社内でバレてしまえば、同じ職場にはいづらくなりますし、会社内での信用を失うことにもなります。
そして、相手の奥さんにバレてしまえば、離婚だとか慰謝料の請求だとかで揉めることになってしまいます。
どちらにせよ、よほど誰かが間に入ってかばってくれるか、不倫相手である既婚男性が奥さんを説得して不倫相手の女性を守るかでもしてくれない限りは、修羅場を避けて通ることはできないでしょう。
二人の関係をそのまま継続していくことも難しく、不本意ながら別れを選択する結果になってしまうのです。
稀に、しばらく期間を空けてほとぼりが冷めた頃にヨリを戻す不倫カップルもいますが、それまで独身女性がフリーの状態を維持できるかどうかも保証はありませんし、バレて修羅場を迎えたことで不倫に懲りてしまっている可能性も高いため、よほど既婚男性が修羅場の際に相手の女性のことを守ってあげていなかった場合には、ヨリを戻すことは難しいと言えるでしょう。
“子供”がきっかけで不倫が終わる場合も…
不倫相手に子供ができてしまったことや、既婚男性の奥さんに子供ができたことがきっかけで不倫が終わるというケースもあります。
つまり、子供が絡んで…ということになりますが、別れやすいのは、前者のパターンです。
不倫関係の中で、子供ができてしまったとなれば、産む場合には彼に認知してもらう必要が出てきます。
それを拒否されたり、どうしても産むことができないという場合には、中絶するしかなくなってしまいます。
どんなに既婚男性が誠意ある対応を見せたとしても、女性の身体が傷つくことは事実。
それがきっかけで不倫関係に終止符を打つことになる可能性は大です。
また、既婚男性の中には「妻との関係は冷め切ってる」と不倫相手の女性には伝えておきながら、実際にはやることはやっている…なんてケースもあるので、奥さんに子供ができてしまうことで不倫関係が終わることもあります。
不倫相手の女性からすれば、裏切られた気持ちになってしまうので、「結局は奥さんが一番なんだ」と悲しみながら彼の元を去ることになってしまうことも少なくありません。
不倫を終わりにしようとする男性が出しているサイン
連絡の頻度が下がり、内容が希薄になっていく
不倫関係なので、好き勝手に連絡がとれないのは仕方のないことですが、連絡の頻度があからさまに下がっていくのは、彼からの「別れたい」という遠回しなサインだと受け取ることができます。
LINEやメールの頻度が減ったり、返信が遅くなったり、電話をかけてくれることもなくなってきたりなど、だんだんと連絡をとる回数が減っていくのは、彼が不倫相手の女性に対して持っている愛情が消えていってしまっているからです。
好きな人とであれば、今何をしているのか気になったり、声が聞きたいと思ったりと、できるだけ連絡をとって繋がっていたいと思うものですが、相手に対して愛情を抱かなくなればそれもどうでもいいと思ってしまうもの。
自分から連絡をとらなくなったり、不倫相手の女性がLINEやメールを送っても返事が「うん」とか「そうだね」などの繰り返しであったり、電話をしても口数が少なく、会話が盛り上がらないなど、あからさまに態度に出てくるようになります。
理由に“家族”を使うことが多くなる
デートをキャンセルしたり、デートの誘いに対して断りを入れる際の理由が、「家族」であった場合には、彼は不倫相手との関係を解消したいという気持ちが強くなっている可能性があります。
「仕事で忙しくて」とか、「その日は会社の飲み会が入っていて」「友達とゴルフに行く予定があるから」など、嘘だとしても家族を持ち出さずに断る方法はいくらでもあるはずです。
不倫関係において、“家族”というワードはとても繊細に扱わなければいけないものです。
特に、不倫相手の女性からすれば、いくら彼を愛していて独り占めしたいと思っていても、家族の存在があるから自分の望みが叶わないことを分かっているので、歯に衣着せずに言ってしまえば、“家族ほど邪魔な存在はない”と思っていることもあるでしょう。
そんな相手の女性に対して、「家族と出かけないといけないから」と彼女との約束をキャンセルしたり、誘いを断ったりするのは、酷なことであるとよほどデリカシーのない男性であれば理解しているはずなのです。
それでも、そういった理由を持ち出すということは、こういった言い訳を使って、彼女の心を自分から離そうとしているか、もしくは彼女を突き放そうとしているからだと考えられます。
また、断る理由だけでなく、普段の会話にも明らかに家族の話題が増えてくるという場合も、同じように既婚男性が“家族”というワードを使って不倫相手の女性を突き放そうとしているといっていいでしょう。
付き合っている中で、どうしても家族の話題を持ち出す必要がある場合もゼロではありませんが、あまりにも頻度が高い場合には、彼が関係を終わらせたがっているのでは?と一度冷静になって彼の心と向き合って、彼を観察してみるといいかもしれません。
相手の気持ちは無視!あからさまに自分勝手になる
不倫をしている既婚男性は、相手の女性に対して愛情を抱き、関係を継続させたいと思っている間は、彼女に嫌われたくない、フラれたくない、失いたくないという感情が強いため、自分の気持ちだけを押しつけることはせず、相手の女性の考えていることや希望などをくみ取ろうと努力します。
しかし、相手の女性のことをどうでもいいと思い始めると、その態度は一変し、あからさまに自分勝手な行動に出るようになることがあるのです。
例えば、デートの行き先も相手の希望を聞かず、自分の行きたいところに行き、用事を済ませ、飽きたら帰る…なんてまるで単独行動のようなデートの内容になってしまったり、「今日はそんなにしたくないな」と女性が思っていても、一方的にセックスに持ち込もうとしたり。
相手が嫌がらないかな、自分のことを嫌いにならないかな、という気遣いを一切しなくなってしまうのです。
ようは、自分のやりたいようにやって、好き勝手して、それで離れていくならどうぞ…と思っているわけで、もはや自分に気持ちがないから嫌われようが、失うことになろうが、どうでもいいと思っていると言えます。
最初のうちは気づかない場合もあるかもしれませんが、毎回自分勝手さが鼻につくようであれば、彼は別れを考えているのかもしれません。
「バレそう」「疑われている」を言い始めたら別れたいサイン
不倫相手の女性とできるだけ長く一緒にいたいと思っている既婚男性は、少しでも不倫相手の女性が不安になるような言動をしないように心がけています。
先ほど挙げた家族の話題もそうですが、できるだけ心配させないように、不安な気持ちを抱いたまま過ごさせないようにと気を配ってくれているものなのです。
特に、不倫関係を継続していく二人が一番気にかけているのが“周囲に関係がバレてしまうこと”なので、それに関する話題は必要がなければ一切触れないようにしている男性は多いことでしょう。
実際に、「バレそう」だとか「疑われている」という段階であれば、自分で何とか処理するため、相手の女性に対していちいち報告することはありません。
会う回数を減らすとか、連絡の頻度を下げるために不倫相手の女性に伝えなければいけない機会があったとしても、「疑われているから」と理由を伝えて彼女を不安にさせるようなことは極力避け、違う理由を考えたり、心配させないように伝える方法を考えるものです。
けれど、ただいたずらに「奥さんが不倫しているんじゃないかって言ってきて」とか、「もしかしたらバレたかもしれない」なんて不安にさせるような発言を繰り返すのは、不倫相手との関係を終わりにしたいからという理由があるのかもしれません。
彼女に対して、自分から別れを切り出して嫌われたり恨まれたりするリスクは冒したくない。
でも別れたいから、それならバレそうだと言えば彼女から去って行ってくれるのではないか…?
バレること、疑われることを必要以上にアピールしてくる既婚男性は、こういった心境から言う必要もないことを不倫相手の女性に伝えてくる可能性があります。
見分け方としては、「バレそう」という発言のあとに、「でも大丈夫。」「何とかする。」など、安心させる言葉を使ってくれるかどうかです。
「バレそうだから、しばらく連絡できない」と突き放されるだけであったり、「疑われているんだよね…」という報告だけで、「じゃあ私はどうしたらいいの?!」と思ってしまうような歯切れの悪い言い方だった場合には、既婚男性は不倫の終わりを意識しているのだと考えられるでしょう。
不倫の結末を決めるのは男性?彼の態度から読み取る心理の移り変わり
嫌われようとする態度・発言は彼からのSOSの可能性も有り
不倫相手の女性に対して、自分の評価を下げるような発言を繰り返し、別れを意識させるような言動は、ある意味では既婚男性からのSOSであると考えることもできます。
自分勝手な態度に出たり、嫌な思いをさせるような発言をしたりして、あたかも相手に嫌ってもらおうとしているような発言、行動を取る場合には、まだ彼自身が不倫相手の女性のことを完全には嫌いになれていない可能性が高いのです。
本当に嫌いになってしまっているのであれば、さっさと別れを切り出そうとするはずなのですが、それができないということは、自分からはまだ気持ちが残っているため、「別れよう」のひと言が言い出せず、相手の女性からバッサリと別れを告げてもらうことで、二人の関係に諦めをつけようと思っているのかもしれません。
この状況であれば、まだ関係改善の余地はありますので、どうして二人の関係がこうなってしまったのか、彼が別れを意識するようになってしまったのかを考え直す必要があります。
それによって改善策が見えれば、再び彼の気持ちを取り戻すことも十分可能だと言えるでしょう。
また、そんな彼の態度に気持ちが冷めてしまったのであれば、このタイミングで女性側からバッサリと別れを告げてあげればいいのです。
まだ気持ちが残っているのに踏ん切りがつかず、足踏みしている彼に女性側から別れを切り出せば、傷つくのは彼のほうです。
煮え切らない態度にうんざりしたのであれば、この時点でさっさと別れてしまえば、不倫の結末は自分で決めることができます。
危機感を察知させて女性側から去るよう促すのは相手の女性に恐怖を抱いているから
不倫相手の女性と別れたい…と思っていても、もし自分から「別れよう」と告げたら、この相手の女性はどんな行動に出るか分からない、もしかしたら暴走して関係を周囲に暴露したり、家族に危害を及ぼす可能性もあるかもしれない。
不倫相手の女性に対してそういった感情を抱いている男性は、第三者を理由にして不倫関係を終わらせようとします。
先ほどの別れのサインでのいい例が、「家族にバレそう」という言葉を頻発して不倫相手の女性を不安にさせ、危機感を抱かせるというものです。
家族を理由にすれば、「君のこういうところが嫌だ」と相手を指摘して別れの理由を告げる必要がないので、恨まれることもありません。
それに、自分自身の感情を理由に「気持ちが冷めた」などと言ってしまえば、それもそれで恨みを買ったり、相手がストーカーのようになってしまうかもしれないと考えている可能性もあります。
そうなると、自分でも相手でもない、第三者を理由にして、別れを“女性から”選択してもらうようにすれば、安全に別れることができると計算しているのです。
当然、本当に暴走する女性であれば、「家族のせいで…」と怒りの矛先が既婚男性の家族に向かう可能性は十分にありますが、ここで彼の家族を標的にしたところで、彼の気持ちは戻ってきません。
無理に追いすがって惨めな気持ちになるよりは、「バレるのはごめんだから、ここでさよなら」とさっさと切り離してしまったほうがいいでしょう。
自分の望む別れの形へと誘導してくる男性…いいなりになるかどうかは自分次第!
不倫相手と別れたいと思った既婚男性は、自分が描いたシナリオどおりに不倫相手の女性が動き、結果的に別れを選んでくれるよう、時に緻密に、時にずるがしこく計画を立てることがあります。
それに乗ってしまえば、不倫の結末の鍵を握っているのは既婚男性側だということになってしまうでしょう。
しかし、彼の心理を読み解き、彼の心理を理解した上で、彼に一矢報いる方法で別れを選択することも可能です。
その時点で自身が何を望んでいるのかが一番重要になるので、何よりも大切なのは自分の気持ちをしっかり理解してあげること。
彼の心理を理解するよりも、自分がどういう形の別れを選びたいのか、彼にどう思わせたいと思っているのかを重視することです。
彼の望む別れではなく、あなたが望む別れ方を選択することは、あなた自身が望む不倫の結末を迎えられるようにするために必要なことです。
「彼がそう思うなら…」と彼に従って彼が操作するままに不倫関係を終わらせるも良し、「思いどおりになんてさせるもんか!」と彼の意志やシナリオに反した別れの道を選んだり、彼を引きとめ、関係を継続させるよう奮闘するも良し。
大半の場合、既婚男性側が結末をどのようなものにするかの主導権を握っていることが多いので、彼の心理をいかに見抜いて自分の思いどおりに持って行くかが重要なポイントになってきます。
不倫を終わりにしようとする彼を引きとめ、良い関係を続けていく方法
「彼は何を考えてる?」…一度二人の関係を見つめ直してみる
どうして彼が別れを望むようになってしまったのか、その原因はどこにあるのかということを、きちんと考える時間を持ってみましょう。
彼と会っている間は、彼に対する気持ちが募ってしまったり、会えなくて寂しいと感じていたり、本当はもっと会いたいと思っているのに思うように会えないストレスなどを彼にぶつけてしまっていることがあるかもしれません。
彼も彼で、本来であれば本当はもっと不倫相手の女性と会いたいと思っている気持ちはあるものの、それを上回る強さで「会いたい」「もっと」と次々に要求してくる不倫相手の女性にだんだんとうんざりしてきてしまっている可能性だってあるのです。
なぜこうなってしまったのかということを一度きちんと考えてみることや、二人の関係を見つめ直し、気持ちの強さに差があったのではないかとか、自分がワガママになりすぎていなかったか、反省すべき点や改善点はないかを探してみることをおすすめします。
もし、敬遠されるきっかけになった出来事に心当たりがあるなら、「どうするのが正解だったんだろう」と彼の性格を踏まえて考えてみるといいかもしれません。
彼と一緒に過ごした時間で彼の性格、好みなどを分かっているのであれば、嫌な思いをさせてしまったポイントも見つかることでしょう。
あなたばかり愛情を押しつけ過ぎて、彼には重荷になってしまっていた可能性だってあります。
この不倫関係は、二人が足並みを揃えて同じ方向へ向かう恋愛にできていたかどうかについても考え直す必要があるのです。
彼が望むものを与えられているか…自分本位な恋愛になっていなかったか振り返ってみる
不倫関係を損得勘定で考えてはいけないという話を最初のほうでしましたが、それは損得勘定で考えてしまうと、不倫相手の女性は圧倒的に損な立場にあることを知らしめられてしまうからです。
では、なぜそれを知ってはいけないのかといえば、不倫関係において男性が求めているのは癒やしであったり愛情であったりするわけですが、既婚男性が本気で愛することができる女性というのは、自身が求めているものを無償で授けてくれる女性だからなのです。
どうしても、見返りを期待してしまったり、きっかりとしたギブ&テイクを求めてしまうと、不倫関係というのは成り立たないことがほとんどです。
不倫相手の女性から与えられる愛情が多く、それに安心できた男性が愛情を返し始めてくれる…というところから不倫関係における愛情のやりとりのサイクルはスタートするわけですから、損得勘定で動いてしまったり、自分本位に愛情を求めすぎてしまうと、彼が望んでいるものを与えられていないことになってしまいます。
彼の心が満たされるだけの無償の愛を与えてあげなければ、愛情のやりとりのサイクルがスタートしません。
彼はそれに物足りなさを感じ、あなたとの不倫関係を終わらせようと考えたのだとすれば、彼が望むだけの愛情を与えてあげることで良い関係を維持していくことができるようになります。
もらうのではなくあげる、愛されるのではなく愛することを意識してみてはいかがでしょうか。
一度彼との距離を置き、彼に自分の存在の重要さを再確認してもらう
どんなに愛しい存在でも、常日頃から手の届く距離にいれば、それが当たり前になってしまうことは珍しいことではありません。
彼にとって、あなたがそんな存在になってしまっているのかもしれません。
嫌いになったわけではないけれど、何か不満を少しでも感じたときに、失っても痛くもかゆくもないと彼が勘違いしている可能性があるのです。
彼がそんなことを思えるのには、実際にあなたを失ったわけではないことと、自分から手を離すのだから自分は何の痛手も負わないと思い込んでいること、そして、あなたの存在が当たり前になっているのでいてくれることの重要さに気づいていないことなどの理由が挙げられます。
不倫というリスクある関係を維持してここまで一緒にいたあなたという存在が、彼にとっていてもいなくても関係ない存在であるはずがありません。
そこで、一度彼から離れてみてはいかがでしょうか。
別れるわけではない、けれど、会う頻度を減らして連絡する頻度も減らして、少し距離を置かれていることを彼に意識させるのです。
最初のうちは彼はホッとするかもしれませんが、あなたのことが本当に大切な存在だと思うのであれば、彼は途中で寂しさや物足りなさを感じるようになるはずです。
そうなれば、あなたが離れた距離を維持していても彼から近づいてくることでしょう。
それでも彼がそのまま距離を保ち、自然消滅を狙っていくのであれば、関係の修復は不可能なところまできてしまっていると考え、大人しく別れを受け入れたほうがいいと考えられます。
彼の妻に不倫がバレて、修羅場になった時の対処法
逆ギレNG!!暴言にもぐっとこらえることが大切
不倫していたことが既婚男性の奥さんにバレてしまった場合に、奥さんからあなたへ連絡が来ることは十分に考えられます。
彼のスマホから不倫が発覚した状況だと、その勢いで奥さんから彼のスマホで連絡が入ることだってあるでしょう。
場合によっては、バレたことを奥さんからの連絡で知る…なんてケースもあり得ることです。
なかなか、不倫がバレた勢いでLINEやメールで連絡をしてくる奥さんというのはいないので、連絡の手段は電話になることが多いでしょう。
奥さんが一度も冷静になっていない状態だと、あなたへ連絡がきた時点で、暴言を吐かれることもあります。
それでも、大切なのは決して逆ギレして暴言を返さないことです。
もし、頭の中がパニック状態で、物事の整理が付かない状況であれば、「かけ直します」と伝えて一度電話を切ってもOKです。
心を落ち着かせて、どんな暴言にも、例え理不尽な言葉を言われたとしても、結局不倫していた側が悪く、されていた側が被害者になってしまうことに変わりはありません。
どんな暴言を吐かれても、ぐっと堪えて、すべて受け止める覚悟をしましょう。
一緒になって暴言の応酬になってしまうと、収集もつきませんし、話がまったく進まないどころか、相手の奥さんの怒りを更に増幅させてしまう結果に繋がります。
バレたときにはそれ相応の罵りを受けるのだとあらかじめ覚悟して、意味のない暴言だったとしても無になって受け止めることを意識しましょう。
慰謝料請求の可能性があったら弁護士に相談すること
不倫関係がバレてしまった場合、不倫相手の既婚男性の奥さんから慰謝料の請求がくることが予想されます。
慰謝料は法律で金額が決められているものではありませんし、もしかすると相手の奥さんも弁護士を通して慰謝料を請求してくるケースなども想定されるため、自身も弁護士に依頼したほうが、話がややこしくならずに済むという利点がありますし、金額も法外な請求をされずに済むというメリットもあります。
バレたからといってすぐに弁護士に依頼するというよりは、慰謝料の請求がきた時点で、その金額が想定の範囲外であったときに相談する程度の心構えで大丈夫です。
慰謝料にも、証拠がなければ請求できないとか、夫婦が離婚することになった場合には高額になるなど、目安となるポイントがあるため、素人の知識では太刀打ちできない面もあります。
また、慰謝料の請求のしかたも、相手が弁護士を利用したり、裁判所を通して書類を送ってきたりした場合には、何の知識もなければただ右往左往するだけになってしまうことも考えられます。
そのため、できるだけ話をスムーズに進めたいときや、自分ばかりが不利にならないようにするためにも、相手の要求が度を過ぎている場合などには、弁護士についてもらったほうが良いのです。
電話・メール・手紙…謝罪する気持ちを見せること
不倫がバレてしまったからといって、直接奥さんに謝罪に出向くというのはあまり現実的ではありません。
火に油を注ぐ結果になってしまうことも考えられますし、余計に話がややこしくなっていつまでも平行線のまま…なんてことも十分に考えられます。
そのため、電話で連絡をとり、話をすることが一般的だといえるでしょう。
その際には、申し訳ないという気持ちをできるだけ見せることです。
電話では相手の怒りが収まらず、話を聞いてもらうことができないという状況なのであれば、メールや手紙などで伝えても良いと思います。
メールや手紙では、不倫相手の女性側にもメリットが生まれます。
まずは、奥さんの罵詈雑言を聞かなくて済むこと。
そして、もう一つは言いたいことを自分で伝えることができることです。
もちろん、相手の奥さんに言われたことを根に持って、顔が見えないからといって自分も言いたい放題言うのは良くありませんが、なぜ不倫になったのか、どういう経緯で不倫という関係に発展していったのかなどをきちんと説明する機会を設けることができます。
女性は大半の場合、パートナーが浮気をするとその浮気相手に怒りが向いてしまう生き物です。
不倫がバレた時点で、不倫相手の女性に対する怒りのほうが、パートナーへ抱く怒りよりも強くなっていることが予想されます。
手紙やメールであれば、そういった怒りを受け止めることなく、相手に伝えることができますし、謝罪を伝えるとしても、相手に邪魔されることなく自分の言葉で、申し訳なかったという気持ちを伝えることができるのです。
不倫の終わらせかたは自分で決める!考え方も自分次第!
不倫は、既婚者側が主導権を握っていると考えている人もいますが、実際にはそうではありません。
見る角度を変えれば、自由なのは独身側のあなたであり、相手に執着せず次の恋に進んでいくことができるのも、独身であるあなた自身のほうなのです。
だからこそ、不倫の結末というのは悲劇になるのか、それとも修羅場になるのか、はたまた幸せへのワンステップとして笑顔で終わらせることができるのかは、独身であるあなた自身ということになります。
いつまでも引きずって泣くことになる辛い失恋にするよりも、やめるタイミングを見計らってキッパリと彼の元を去ってしまったほうが、新しい恋に出会える可能性や、もっともっと幸せになれる可能性をさらに高めていくことができますよ。
不倫の恋を終わらせるタイミングを自分でコントロールして、あなたが望む不倫の結末を迎えられるようにしてくださいね。